頻繁な連絡や自宅付近での待ち伏せなど…。ストーカー被害にお悩みの方は、怖い毎日を過ごされていることと思います。弊社もこのような相談を受けることは、決して少なくありません。
自分や大事な人の身を守る為にも、しかるべき対策が必要となります。
今回は警察庁の推奨事項を参考にしながら、これらの対策方法をご紹介します。
具体的な事例
ストーカー行為は下記のように分類されます。
- ①つきまとい・うろつき・待ち伏せ・押しかけ
- ②監視していることを告げる行為
- ③面会・交際等の要求
- ④著しく乱暴な言動
- ⑤無言電話・連続した電話やメール、メッセージ
- ⑥汚物等の送付
- ⑦名誉を傷つける・性的羞恥心の侵害
- ⑧GPS等での位置情報把握
弊社もこのような被害を受けている方からご相談を受けます。
ストーカー行為でお悩みの方の多くは、相手の一方的な恋愛関係感情によるものです。元夫・元妻や元彼氏・彼女なら連絡先はもちろんのこと、勤務先や自宅を知られていることも多いですよね。それ以外にも、芸能活動をされている方が過剰なファンにつきまとわれて自宅を特定されたり、水商売の方の勤務後に後をつけられ、自宅を特定されてしまうようなケースもあります。
いずれも特定の被害を受けているというよりも、複合的な被害に悩まれているケースが多いです。
無言電話や繰り返される連絡
- 連絡が返ってくるまで何度も連絡をする。
- 受信拒否(ブロック)をされても公衆電話や非通知設定での電話を繰り返す。
- メールアドレスやSNSアカウントを何度も変更してメッセージを送る。
ストーカー行為の入り口とも言えます。まずはこのような繰り返しの連絡に悩まれる方が多いのではないでしょうか。
最初は少し気になる、といった程度だったとしても、連絡がエスカレートしてくることも考えられます。気になったらすぐに、メールアドレス変更やアカウント変更等のなんらかの対策をとることをおすすめします。
面会の要求
- 「連絡をとれればいい」だったはずなのに、「会って話せばわかる」と会うことを要求する。
- これで最後にするから会ってほしいと執拗に迫る。
度重なる連絡に渋々応じたところ、その先を求められてしまうパターン。
会わなければどうなるのだろう、という恐怖もあると思います。しかし、できることならば面会ははっきりと拒絶するべきでしょう。
監視する
- SNS上で執拗に監視する。
- 自宅周辺に出没し、行動を監視していることを被害者に告げる。
今はSNSなどで簡単にその人の情報や同僚・友人のことまで調べることができてしまう時代。ストーカー被害者の方はアカウントを非公開にするという対応を取ることは多いですが、知り合い全員の情報までケアすることは難しいです。
よく遊ぶ友人を把握されてしまえば、その友人のSNSから多大な情報を入手されてしまいます。友人が飲食店で働いていようものなら、客のフリをして直接情報を引き出しに行くことも。
結果、自分の友人とストーカーが一緒に写った写真が投稿させていたり、友人経由で自分の予定を把握され、夜ご飯を食べに行くレストランに出没されるなんてケースも発生してしまいます。
自宅周辺をつきまとう
- 会うことを拒絶していたら、自宅近所におしかけてきた。
- 近所にいることを連絡してくる。
連絡を無視し、面会を拒絶しても、勝手におしかけられてしまう。こうなっては、なす術がありませんよね。本当に怖いです。できるだけ、すぐに助けを求められるような状態にしておきたいところです。
ストーカー行為に対する対策は?
これらの行為に対し、警察が推奨している対策は以下の通りです。
- 電話番号、メールアドレス、アカウントを変更する
- 面会要求をはっきりと拒否する
- 警察に相談することを相手に伝える
- カーテンをきっちり閉めておく
- タクシーなどを使って帰宅する
- 防犯ブザーを用意しておく
- いつでも通報できるよう準備をしておく
- 万が一の際はすぐに助けを求める
- 状況や内容をメモしておいて、警察へ相談 等
上記詳細や、その他の対策方法については警察署のホームページにも記載されています。詳しくはこちらも確認してみてください。
対策に加えて早めの相談を
ストーカーはやっぱり怖い
「こんなに好きなんだから連絡して当然だ」
「会って話せばきっとわかってくれる」
「大金を使ったのにこの仕打ちは許せない」
加害者側の考えは偏っていると考えられます。
普通に考えたら異常な行動ですが、このようなことをしてしまう人も一定数いるのが事実。また、加害者はそのような行動を悪いことだと認識していない方も多いように思います。
厄介なのは、この人達に説明してもわかってくれないことが多いこと。それどころか、連絡が取れたり会って話せたりしたことで前進したと思ってしまうこともあるのです。
そうなるとさらにエスカレートし、どんな手を使ってでも目的を達成しようとしてきます。
本当に、頭がおかしくなってしまった人は何でもするので危険です。
探偵にも是非相談を
対策には限界があります。そこで、是非早めの相談を検討してください。
ストーカー被害の相談先としてまず思い浮かぶのは警察でしょう。しかし、警察の動きも限られており、あまり聞いてもらえなかったというケースもあるようです。
そんな時は、ぜひ探偵にもご相談ください。探偵は、警察に提出する証拠入手や、防犯のための警護をすることができます。
相談は無料ですので、聞いてから色々考えるのがいいでしょう。警察とはまた違った角度からアドバイスもできるかと思います。
お悩みの方はぜひ一度ご相談ください。
弊社は、いつでもお待ちしております。