離婚に強い証拠とは?

目次

離婚に至るまでのプロセス

離婚の種類は大きく分けて3つあります。

  • 協議離婚夫婦間で話し合って決める方法。条件などを話し合い、合意に至れば離婚が成立します。この際、公正証書の作成が推奨されます。
  • 離婚調停夫婦間の話し合いでは合意に至らなかった場合にとる方法。第三者(調停委員)が間に入り、話をまとめます。
  • 裁判離婚協議離婚・離婚調停が成立しなかった場合に、夫婦の一方が家庭裁判所に離婚の訴えを起こす方法。この場合、不貞の証拠が必須となります。


離婚をする人の90%が協議離婚と言われており、離婚調停は9%・裁判離婚は1%ほどの割合です。

強い証拠と弱い証拠

不貞行為を示す証拠は強い

不貞行為とは、主にパートナー以外の異性との肉体関係があったという事実。
そしてその不貞行為の証拠として認められやすいものが、自宅やホテルの出入り映像です。
この自宅やホテルの出入り映像が「強い証拠」と表現されるものです。
入る場所によって回数等は異なります。
これは、多ければ多いほど良いです。

不貞行為を示せないような証拠もある

強い証拠の反対に、一般的に「弱い証拠」と呼ぶものもあります。
それは、上記に示した不貞行為を示す証拠“未満”のものと考えてください。


例えば

  • LINEのやり取りやツーショット写真
  • 愛してる・可愛いなどの文面
  • Suica・PASMOなどの履歴
  • ラブホテルのポイントカード
  • 手を繋いで歩く映像
  • キスやハグなどの映像
  • ラブホテルから出てくる映像(入りは無し)

などがあります。

弱い証拠は必要ないのか?

証拠の数が増えれば強くなる

「LINEでやり取りしていることを知っている」
「相手の家の近くによく行っているのもわかっている」
「財布からラブホテルのカードが出てきた」

これらの情報はあるだけでもかなり有利にはなりますが、それだけで戦うのは少し不安。
詐欺師に「これって詐欺ですか?」と聞いても、「そうです」と簡単には認めないのと同じで、色々なことを言って不倫の事実を誤魔化そうとしてくる場合が多いです。

しかし、数があればこれらも立派な武器になります。

「〇〇って人とLINEでラブラブなやりとりをしているの知ってるよ。離婚しよう!慰謝料ください」

よりも

「〇〇って人とLINEでラブラブなやりとりをしてるよね。その人の顔はこれだね。一緒に遊んだときは手を繋いでるね。相手の家はここで勤務先はここだよね。あと○月○日に●●ってラブホテル行ってるのとかも全部知ってるよ。離婚しましょう。慰謝料ください」

と言うことができれば、相手へのダメージはかなり大きいはずです。
このように弱い証拠と言われるものでも、集まればかなり強くなります。

証拠は強くても弱くても多い方が良い

法的な不貞の証拠がなくても、相手が不倫を認めてしっかりと責任を果たしてくれれば結果OKなわけです。
実際、上記のような事実を聞かされたパートナーは、自分が絶対的に不利な状況だということをわかっているにも関わらず、裁判をしてまで争おうとするでしょうか。時間もかかるし、弁護士費用も必要です。
離婚の90%が協議離婚であり裁判に発展していないことを考えれば、弱い証拠の積み重ねでも、離婚に至る可能性も上がるのではないでしょうか。

それでも、万が一のためにしっかり証拠は集めておいた方がいいです。
何を言ってくるかわからないし、出来るだけ良い条件で離婚するためにも、証拠は多いに越したことはない。
これは間違いないありません。
また、慰謝料請求する際には、やはり「強い証拠」が必要になってきます。
調査を続けられるなら続けるべきだと思います。

まとめ

「強い証拠」がとれれば、間違いなく「強い」です。
しかし、「弱い証拠」も使い方によっては十分価値があるものです。
弱い証拠は取れたけど金銭的に以降の調査は続けられない、という場合でも、イコール失敗では決してないはずです。
どんな証拠であれ、少しでもご依頼者様が有利になるものを集められればと思っています。
もちろん、調査中は毎回強い証拠を集められるように頑張ります!

わからないことがあれば、なんでもご質問ください。
状況によって色々と変わることはあると思うので、まずはお気軽にご連絡をお願いいたします!

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